10月になりましたが、企業によっては10月下旬から、年末調整に必要な書類を提出するように、労務担当者からお知らせがきます。
必要な書類によっては、揃えるのに時間が掛かる物もありますので、事前に準備をしておきましょう。
年末調整とは?
企業は従業員から毎月のお給与で天引きしている所得税は、仮の金額で計算されていますので、本来支払う所得税の金額との調整するために行うことです。
なぜ、毎月の所得税が仮の金額で天引きされているかと言いますと、従業員によっては、「扶養家族が増えた」・「保険料の変更」など1年の間で状況が変わっている場合があり、その結果、本来必要な所得税に誤差が出ているためです。
年末調整対象者
企業に「扶養控除(異動)申告書」を提出している全ての従業員(パート・アルバイト含む)になります。
但し、下記の方などは対象外となります。
・年収2,000万円を超える人
・扶養控除(異動)申告書を提出していない(2か所以上で勤務しており、別の所に書類を提出している)
・年度途中で退社しており、年末まで雇用していない
※住宅ローン控除やふるさと納税などを行った方は「確定申告」を行いましょう。
年末調整に必要なもの
・扶養控除(異動)申告書
配偶者や扶養者などの情報を申告する必要な書類になります。
・保険料控除申告書
「生命保険」「地震保険」「社会保険料」などの情報を申告する必要な書類になります。
・配偶者特別控除申告書
本人の年間所得が900万円以下で、配偶者の38万円以下の場合に、控除が受けられるので、対象の場合には提出が必要になります。
・源泉徴収票
途中入社で、入社までに対象期間内で他社での就業経験があり給与があった場合や、複数で働いている場合には、年収や保険料などの合計が必要になりますので、提出が必要になります。
以上、年末調整を行うには、事前にいくつか準備が必要になります。特に「源泉徴収票」や「各種保険料」に関しては、依頼してから届くまでに数週間の時間が掛かるものもありますので、既に手元にあるのか確認して、なければ各企業に依頼しておきましょう。
OAGアウトソーシングでは、10月下旬から年末までの「短期派遣」になりますが、「年末調整担当」のご依頼を複数頂いております。年1回のお仕事になりますが、是非、ご希望の方はご連絡ください。ご連絡お待ちしております。
詳しくは下記よりご確認ください。
チェック ⇒ 「国税庁 年末調整」