派遣・人材紹介コラムCOLUMN
2020.05.10 4月~6月の残業代が多いと社会保険料が上がること知ってますか?
継続して勤務している方は、昇給や条件変更により、
給与が変わっている場合があります。
その為、年1回、社会保険料を確認する必要があります。
毎年4月~6月の平均賃金額から社会保険料を算出して、
9月より正しい社会保険料にすることを定時決定(算定基礎)と言います。
■社会保険料の計算方法
期間:4月~6月(3ヶ月)
1.総額(給与支給)=基本給+諸手当(残業代)+現物支給
↓
2.3ヶ月(4月~6月)の給与支給の合計額=総合計
↓
3.総合計÷3(3ヶ月)=平均額
(具体例)
4月~6月の総合計が114万円の場合、
3ヶ月の平均額は38万円となります。
全国健康保健協会(協会けんぽ)の社会保険料(例)
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等級25 月額35万円以上~37万円未満 負担額 50,706円
等級26 月額37万円以上~39万円未満 負担額 53,523円
等級27 月額39万円以上~41万円未満 負担額 57,748円
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先程、3ヶ月の平均額が38万円でしたので、
社会保険料は、等級26の53,523円となります。
■まとめ
4月~6月に残業代を多くもらうことにより、
保険料が上がってしまいますので、
特に4月~6月の過剰な残業はご注意下さい。
- 執筆者
- BPOコンサルティング部HRチーム マネジャー 吉澤 健治
- 経歴
- 大学を卒業後、専門商社の営業職を経験した後、2007年に人材業界に身を投じて、2013年に経理職の人材サービスを専門とする当社に入社。現在は、BPOコンサルティング部のHRチームに属して求人企業からの求人依頼の対応や派遣中のスタッフフォローを担当。